今から200年以上前、中国明・清時代、雲南省からチベットラサを結ぶ交易路がありました。
主な交易品は雲南省からはお茶を、チベットからは戦に強く、汗は血の如く果敢な馬を、そして、その交易路は茶葉馬古道と呼ばれました。。
なぜお茶と馬? 高地に住む少数民族は、野菜不足から平地に住む漢民族に比べ寿命が極端に短い現実がありました。
そこで、大切な馬を差し出してまでも、ビタミン豊富なお茶が欲しかったのです。
2013、8月私は、念願の古道に立つことができました。今はその道の多くは、ジャングルのような道になっええいますが、山、崖、激流ありの道は当時を偲ぶことでき、輸送も飛行機、高速鉄道に変わりましたが、ガイドさんに無理をお願いして、ほんの少しですが、古道の一部を歩むことができました。
写真は、長江の下流で最も激流の虎跳狭。この道を馬の背にお茶を乗せ、幾度の危険に遭いながらお茶を運んだと思うと、とても感慨深い思いでした。