息苦しささえ感じる毎日が続く中、10年位前の雲南省に行ったことを鮮明に覚えています。9月の雲南省ですが、お茶発祥の地に降りた嬉しさと少ない湿気のせいか、暑さもさほど気にはなりませんでした。7つの少数民族の村を訪ね、その村ならではのお茶をごちそうになりました。写真はプーラン族のお家で、焚火の上に掛けられて鍋でお茶を炒り、熱湯を注いで飲む素朴なお茶でした。出来たてのお茶は新鮮な若葉ような香りと直火焙煎の香ばしさが入り混じる極上のお茶でした。日本で飲む厳選されたお茶も美味しいのは勿論ですが、現地でしか飲めないお茶はとても貴重で忘れられないものです。