食べるお茶


お茶のルーツをたどるため、雲南省の少数民族を訪ねたことがあります。

プーラン族、チベット族、苗族、ナシ族、白族等々のお茶との関りや、飲茶の方法もとても興味深いものばかりでした。

中でも、プーラン族の食事は、お茶をおかずにし、お茶を飲みながら、お茶を食べます。味付けをしたものや、孟宗竹の中にあぶったお茶を入れ、地中に埋め、酸茶と呼ばれる漬物にしたものもありました。主食は魚か肉と思って生活してきた毎日に唖然とし、人は今ある環境の中で、逞しく生きていけるものなのだとつくづく感心したものでした。最近、食べるお茶の放映があり、ふとその時のことを思い出しました。美味しいものは何でも手に入る今の自分の環境を改めて見直すきっかけとなりました。