今月のお茶はどちらかと言えば、男性の好むガツンと来るような感じです。
日本では、啜るのは麺類ですが、中国茶の世界では、お茶は啜るもので、慣れないうちはとても戸惑ったものでした。
今月のお茶は、正に啜ると口中に香ばしい香りの中に、例えば鬢付けの油のような濃厚な香りが広がりますが、その香りも上品さを持つため、決してくどくはなく、何時までも香りを楽しみたいくらいです。その中にも、自然の甘みがあり、薬効も認められ、飲むと体中がホカホカ温かくなります。岩茶の良いところを全部持ち合わせたお茶です。
中国では、お茶請のような習慣はありませんが、お茶請は、今が旬の栗の甘煮と紫芋の羊羹を作ってみました。