プーアール茶は山河を越え、雲南省から遠くチベットまで運ばれます。そのお茶は7個づつをを紐で縛り、両側に7個づつ計14個が1セット、そのセットの数で関を越える時の税金が掛けられるのです。1個のお茶の重さは350g程度、馬の背に乗せるお茶の重さは様々。7個のお茶は七子餅(チーズーピン)茶と呼ばれます。中国では平たい物を餅と表します。七子餅茶の起源を持つ易武の村で作ったプーアール茶は10年を過ぎ、ビンテージものとなりました。茶館に鎮座している七子茶を見る度、飲んでみたい気持ちと開けたくない気持ちが交差する日々です。