台湾の東方美人茶はまるで紅茶のような高発酵の烏龍茶。四季採れの台湾茶の中でも、香り、旨味に欠ける夏に収穫されるお茶ですが、ウンカという稲に付く夏の虫が茶葉を食べることにより、葉に2次発酵が起り、特有の発酵の強い旨味の中に、ローズヒップのような爽やかさも兼ね備えたお茶ができあがります。ウンカの付く葉は、無農薬の証でもあり、とても貴重なものです。ここ近年、地球温暖化の叫ばれる中、夏の虫が冬にも多く発生するようになり、冬茶も収穫されるようになりました。温暖化の影響は計り知れなものがあると思う日々です。