冬至と柚子茶

お知らせ

今日は1年で一番夜が長い日です。柚子風呂に入り、カボチャを食べ、ビタミン補給して寒さを乗り切ります。
「酸柑茶」と呼ばれる台湾の巨大な柚子に詰めたお茶があります。「虎頭柑」と呼ばれる巨大な柚子の中身に茶葉を入れますが、中国本土では、茶葉はプーアール茶、台湾では烏龍茶で作ります。
果肉をくりぬいて果汁と茶葉、紫蘇、青草、薄荷と混ぜ合わせ、皮に戻して圧縮、蒸してまた圧縮、乾燥するという工程を6-9度も繰り返して作るため、手間と時間がかかり、出来上がってからも天気のいい日は天日干しに、雨が降れば火の傍で乾かし、数ヶ月かけて完成です。
一昔前は作るのに半年以上もかかったそうで、乾燥した場所なら、10年以上は保管できます。ビタミン補給は勿論、蜜柑の皮、陳皮(ちんぴ)と同様生薬としての効果もあります。